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腫瘍科

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~飼い主とその子のよりよい1日を~
あなたの大切な家族の健康を私たちと一緒に守りましょう。

当院では腫瘍性疾患に特化した診察を行っております。愛するペットとの時間はかけがえのないもの。その時間を長く、快適にするためのサポートを致します。

担当医紹介ATTENDING

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東海林 陽介

  • 日本獣医がん学会
  • 日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医2種
  • 日本獣医麻酔外科学会

対象となる患者様subject

  • がんと診断されて不安を感じている方
  • 一緒に過ごす時間を大切にしたい方
  • 症状の緩和や予後の改善を希望される方
  • がん治療の方法や費用について知りたい方

まずはお気軽にご相談ください。当院スタッフが全力でサポートします。

専門的な知識と経験で総合的な診療を提供knowledge and experience

当院は複数の専門医と連携して診療しております。症状や治療に応じて、最適な専門医のアドバイスや診断を取り入れることができます。
往診や二次診療施設との連携も充実しており、ペットの状態に合わせた最良の治療を目指します。

最新の技術と知識で最高のケアをtechnology and knowledge

  1. 診断: 最先端の機器を使用し、正確な診断を行います。
  2. 外科: 万全の体制で手術を実施。術後のケアも徹底しています。
  3. 化学療法(内科): 病気、飼い主、その子にあった最適な治療を選択。
  4. 緩和治療(内科): 痛みや不快な症状の軽減を目指しホームドクターとしてサポートを最後まで行います
  5. 放射線: 必要に応じて信頼のおける専門施設への紹介を行います。

01.診断:精緻な診断技術で、愛犬・愛猫の健康をサポート

  • 【問診、身体検査】
    問診にていつからの症状なのかを伺ったうえで、一般的な身体学的検査を行い、初期の異常含め調べていきます。
  • 【細胞診検査】
    針生検など用いて、腫瘍の細胞を採取し、分析します。
  • 【組織検査】
    腫瘍部位を外科的に採取し、病理的に詳しく診断します。
  • 【画像検査】
    レントゲンと超音波検査を活用し、腫瘍の位置や広がり、転移状況を明らかにします。
  • 【血液検査】
    動物の全身の健康状態や、凝固系を含む各種数値を確認。
  • 【骨髄検査】
    麻酔を施行しつつ、骨髄の健康状態を診断。

02.外科:熟練の技術と緻密な計画で手術をサポート

  • 体の様々な部位、口腔内から胸腔内まで、幅広い範囲の手術を実施しています。
  • 専門の外科医とのカンファレンスを定期的に行い、最適な手術計画を共同で策定しています。
  • 必要に応じて、CT検査(Camicなどの外部施設)で詳細な情報収集を行い、より安全な手術を目指します。
  • 手術後の安心のケア:術後はスタッフが24時間体制でサポート。面会も可能です(予約制)。
  • 手術後の安心のケア:術後はスタッフが24時間体制でサポート。面会も可能です(予約制)。
  • 当院での治療実績
    • 化学療法に感受性があることがわかっている悪性腫瘍をもつ動物への適応
      犬の多中心型リンパ腫や猫のリンパ腫など
    • 微小転移を根絶するための術後補助療法としての適応
      骨肉腫や血管肉腫など
    • 不完全切除後の局所再発の予防のための適応
      肥満細胞腫など
    • 切除不能やすでに転移がみられる患者の緩和的効果や生存期間の延長を期待しての適応
      膀胱移行上皮癌など

03.化学療法:確かな経験と多彩な抗がん剤で治療をサポート

当院では腫瘍に対して様々な抗がん剤を院内で保有しています。また必要に応じて個人的に取り寄せて使用することもあります。

  • 事前予約により、各症例に合わせた化学療法を提供。
  • 多種多様な抗がん剤を在庫。それぞれの動物と症状に最適な治療を選定。
  • 副作用についても、骨髄抑制や消化器毒性など、しっかりとフォローします。
  • 当院の強み:休診日がないので、いつでも安心して治療を受けられます。
  • 抗がん剤の適応
    • 化学療法に感受性があることがわかっている悪性腫瘍をもつ動物への適応
      犬の多中心型リンパ腫や猫のリンパ腫など
    • 微小転移を根絶するための術後補助療法としての適応
      骨肉腫や血管肉腫など
    • 不完全切除後の局所再発の予防のための適応
      肥満細胞腫など
    • 切除不能やすでに転移がみられる患者の緩和的効果や生存期間の延長を期待しての適応
      膀胱移行上皮癌など

当院では抗がん剤の副作用に対しての注意書きと同意書があります。同意書はこちらPDF
年中無休で診察していますので、副作用などに対しても対処が可能です。

04.緩和治療:最後の時まで、動物たちの心と体のケアを大切に

担がん動物(腫瘍を患っている動物)は病態により痛みや気持ち悪さ、呼吸の苦しさなどにより日常生活の質(QOL)が低下してしまいます。緩和ケアとは早期から行うことで動物のQOLを落とさないように家族との日常を維持していくため行います。私たちは腫瘍による症状(痛み、食欲不振、呼吸困難など)の緩和治療を積極的に実施しており、当院スタッフがホームドクターとして、動物とその家族のサポートを最後の時まで続けます。

【疼痛管理】
疼痛管理は緩和ケアにおいて非常に重要です。
担がん動物は腫瘍の広がりや転移などにおり疼痛が生じていることがあります。
動物はその痛みを飼い主に伝えることは少なく、じっと耐えてしまうことが多く、じっとしている、寝ていることが多くなったなどがサインの場合もあります。
鎮痛剤を単剤または複数で用いることで痛みをできるだけ取り除いてあげることで動物のQOLの上昇を行います。
【栄養管理】
抗がん剤の副作用以外にも、腫瘍によって食欲がなくなってしまったり、悪心や嘔吐、下痢などを引き起こす可能性があります。
吐き気止め含め対処療法を用いることで緩和を図ります。
栄養管理においても温めたり、工夫が必要になることもあります。
経鼻カテーテルや食道瘻チューブ、胃瘻チューブを設置することもあり、早期に行うことで一般状態を落とさずに腫瘍の治療に臨めることがあります。

その他に呼吸が苦しくなってしまう子には酸素室のレンタル(自宅設置までのお預かりも可能です)や立てなくなった子のリハビリや介助、排泄に対してのサポートなど

年中無休で診察しているので何かトラブルがあれば診察可能です。

動物のQOL維持について、この子に何をしてあげたらいいのかわからないなどの質問でもいいので、まず相談に来ていただければと思います。

05.放射線治療:最適な治療を提供するための協力体制

当院には放射線の機器はございませんが、必要な場合は信頼できる協力病院への紹介を行います。

愛するペットとの時間を大切に

がん診療は物理的な治療だけではなく、ペットとの絆や飼い主さんの心のケアも大切に考えています。当院では心のサポートも重視し、一緒に最善の道を探しましょう。