ネコちゃんは、年齢に関係なく病気になってからのご来院が多いのが実情です。日々の予防や定期的なご来院で、病気の早期発見・早期治療を行うことができます。
ちょっとしたことでも、是非ご来院いただきご相談ください。
●気をつけたいこと
下記の項目を行うことで、「病気の早期発見・治療」を行いましょう。
少しでも「おかしいな?」と思うことがあれば早めに病院へお越しください。
- 基本的な予防の継続
- 年間2回の健康診断
- ネコちゃんがかかりやすい病気について知っていただくこと
年間予防スケジュール
ノミダニ予防 | 1月~12月 |
---|---|
血液検査 | 1月~12月 |
尿検査 | 1月~12月 |
健康診断 | 年1回(2回) |
混合ワクチン接種 | 年1回 |
-
混合ワクチン接種
当院では3種混合、5種混合ワクチンを扱っております。
生後2~3カ月齢の間に1回目、その一ヶ月後に2回目の接種になります。
それ以降は年に1回ワクチンを接種しましょう。予防できる病気 3種ワクチン 5種ワクチン 猫ウイルス性鼻気管炎 ◎ ◎ 猫カリシウイルス感染症 ◎ ◎ 猫汎白血球減少症 ◎ ◎ 猫白血病ウイルス感染症 ◎ 猫のクラミジア感染症 ◎ -
ノミ・ダニ予防
ネコちゃんにノミ・ダニが感染すると、皮膚炎を起こしたり、伝染病を媒介することがあります。
家庭内でノミのライフサイクルが成立してしまうと、完全に駆除するのはとても大変です。人がノミをおうちに持ち込んでしまうケースもあるので、屋外に出ないネコちゃんもしっかり予防してあげることが大切です。
現在、いろいろなノミ・ダニの駆虫薬がありますが、お薬の成分や駆除効果、持続効果は同じではありません。
おうちの子にあったお薬や投与方法のアドバイスも致しますのでご相談ください。 -
健康診断
ネコちゃんも、人間と同じで、病気の「早期発見」、「早期治療」が何より大切です。
気付かないうちに病気が進行してしまうケースも数多くありますので、定期的な健康診断をおすすめします。
→わんにゃんドックのページ◎尿検査(若齢:年1回 中~高齢:年2回)
健康な状態での血液検査の数値を調べておくと、何か異常があった際に病気の早期発見に繋がります。
また、同時にウイルス検査をすることで白血病ウイルスと猫エイズウイルス感染のチェックができます。
外に出る猫ちゃんには是非、検査をおすすめします。尿検査で分かること 尿PH値 尿路結石・細菌感染 など 尿ビリルビン 肝臓疾患・胆道疾患・黄疸 など 尿糖 糖尿病・急性膵炎・クッシング症候群 など 尿せん血 膀胱炎・尿道炎・尿路結石・前立腺炎・腎炎 など 尿タンパク 腎臓疾患・尿路の異常 など 尿比重 腎臓疾患・尿崩症 など ◎血液検査
猫ちゃんは尿石症や腎臓病など泌尿器の病気が多い動物です。
また、猫の死亡要因の一番は腎不全だと言われています。
尿検査の目的は、目に見えない体の異常をいち早く見つけることです。
オシッコの病気の多いネコちゃんは尿検査をおすすめします。
特に、おしっこの量や回数に変化があるときは要注意です。※その他にも、健康診断にレントゲン検査や超音波検査などを追加することもできます。お気軽にお問い合わせください。